新型iMac発表と大福iMacへの愛
2007年08月08日 inuro

Appleより新型iMacや、Mac miniのアップデートその他新製品の発表がありました。
新型iMacは基本的な形は前モデルと同様ですが、筐体はアルミニウムとガラスで構成され高級感があります。スペックは、モニタ20or24インチ/Core2Duo 2.0GHz~/RAM1GB~/HDD250GB~といったところです。価格の方は最安構成で159,800円から。

ところで現在うちのMacは、俗に大福と呼ばれるiMacTFT G4/800MHzです。MacOSXが世代を重ねた現在ではさすがに動作が重く(いや初手から十分重かったですが)、iTunesひとつ動かすのにもヒィヒィ言ってます。実のところいまだに「サクサク動くMacOSX」というのを体感したことがなかったりします。モニタはサイズ的には大きいのに解像度は1024x768しかありません。USBも1.1で遅いです。さすがにそろそろ新しいのが欲しいなあと思うんですが、どうしてもこのiMacを手放す気になれないんですよね。その理由はひとえにこのiMacの秀逸すぎる筐体デザインにあります。

発表された当初はその珍妙なスタイルに批判というよりむしろ失笑を多く集め、フォロワーだらけだった初代iMacと異なり未だに似たようなスタイルのPCはおろかモニタ1つ無いこの筐体は、実際に使ってみると「リビングで使うPC」としてのそのデザインの秀逸さに感嘆せざるを得ません。この筐体の思想を一言でいえば

  • 人を動かさずにモニタの方を動かす
です。

リビングに置かれたPCが通常のデスクトップPCともっとも異なる点は、「人の座る位置が固定ではない」ということです。オフィスの机に置かれたPCであれば、人とPCの位置関係というのは実のところほとんど変化しません。ところがリビングの場合、人の座る位置はバラバラです。複数人でPCを囲むことも多いです。液晶の視野角が180度に近いところまで向上したとはいえ、やはりモニタは正面から見たい。これまでは人がPCの前に移動してくるか、PCをずりずり動かすしかなかったわけですが、大福iMacはモニタを自由に上下左右に振れるようにして「モニタの方を人の位置にあわせる」という、誰もが思いつくけど誰も実装しなかったデザインをリビングに持ち込んでくれました。VESAアームの利点をワンストップでパッケージングしたようなものです。この便利さは、文字通りコロンブスの卵でした。

工業デザインとして極めて優れていたにもかかわらず、iMacは結局次のフルモデルチェンジからは現在のような写真立てスタイルに変わってしまいました。確かに省スペースにはなりましたが、正直イノベーティブさはかなり後退してしまったなという印象でした。それはアルミだったりガラスだったりする今回の新型iMacでもやはり同じで、ただのスタイリッシュなPCという小さなワクに収まってしまっているのが残念です。

というわけで、買い換えるならむしろMac mini+液晶モニタ+VESAアームですね。Core2Duo1.83MHz/RAM1GB/HDD80GB/Firewire/USB2.0x4でスペック的には必要十分。
ああ、サイズ的には十分可能なはずなので、大福iMacの中にMac miniを内蔵できないものかなあ。

広告
地図
category archive