買い物をしてお釣りが9235円だったとして、少なくとも自分の住んでいる名古屋では例外なく
「まず大きいほうお先に9000円お返しします」
「残り235円のお返しです」
という順番で返してくる。
自分はこの順番が嫌いだ。紙幣を札入れに入れる方が硬貨を小銭入れに入れるよりも圧倒的に手間取るからである。バカッとフォルダのように開く札入れならともかく、自分の三つ折の財布では狭い開口部に紙幣をストンと手際よく落とすというわけにはいかない。引っかかったりした日にゃ「残り235円です・・・」と、まだかこのやろう的に差し出されたレジ係の手がいやなプレッシャーのオーラを放つのが見える。見えるぞ。
もしかして世の中には「小銭をしまうよりも断然札をしまう方が速いぜ」という人ばかりなのだろうか。確かに二つ折りの縦長な札入れなら多少出し入れがしやすそうではある。それにしたって小銭入れの口を開いてそこにジャラと硬貨突っ込む方が圧倒的に速いと思うのだが、あるいは世の中の小銭入れは圧倒的に使いにくいものがデファクトスタンダードだったりするのだろうか。いずれにせよ「9000円ですご確認ください」とか言われたら確認しないわけにはいかないだろう。だからその小銭を持った手でプレッシャーをかけるんじゃない貴様!
というわけで「まず小さいほう235円のお返しです」「残り9000円のお返しです。お確かめください」とゆっくり札を数えつつ余裕を持って財布にしまうことのできるインタフェースがスタンダードにならないかなあ、と常々思っているのですが、変革への道は遠そうだ。