LatLongLab「ぽ地図」はどこが新しいのか
2008年12月09日 inuro

先日、LatLongLabで「ぽ地図」というサービスを公開しました。ぽちっと押せるからぽ地図。ひねりも何もありませんね。


概要は上記Internet Watchの記事のタイトルが簡潔に表してるとおりで、地図に書かれてるお店の名前をクリックするとそのお店の情報が地図左側にすぐ表示される、とまあ、文字で書けば1行で済む程度の内容です。ではこのぽ地図、どこが新しいのか。

インターネット上の「イケてる」サービスには二種類あって、ひとつはそれまでは不可能だったことを可能にしたサービス。これはたとえばQuicktimeによる動画再生や、Mapion(code:guriguri)やGoogleMapなどのスクロール地図がそうです。で、もうひとつが、それまでは実践にとても手間がかかっていたユースケースを圧倒的に簡便に提供してみせたサービス。たとえばMovableTypeに代表されるblogの概念や、Amazonのワンクリックシステムなど。両者の性質上自明ですが、多くのサービスは後者に属します。前者が非常にまれにしか出現しない、というべきか。

ぽ地図が何を実現しているのか。それは以下のようなユースケースへの大幅なショートカットの提供です。
ユースケース:「地図を見ていて気になるお店があったらもっと詳しい情報を知りたい」
これまでの解決:

  1. 気になったお店の名前をよく見て覚える
  2. 検索窓に覚えたお店の名前を入力する
  3. 検索を実行する
  4. 検索結果からそれらしきページにアタリをつけて表示してみる

ぽ地図の提供する解決:
  1. 気になったお店の名前をクリックする

地図を目の前にしたとき当たり前にできてほしいことを実現してみせたといえるでしょう。操作感覚があまりに当たり前すぎるので、何が実現されているのか、に気付くことがむしろ困難だったりします。裏を返せば、既存の地図サービスが紙の地図の上に情報をピン留めするというWEB以前の時代のメタファからまだ抜け出せていないという証左でもあります。ぽ地図の、あるいはぽ地図的なインタフェースがWEBの地図サービスのスタンダードになる時代は近いうちに必ずやってくることでしょう。

広告
地図
category archive